いわゆる巻き肩というんだろうか、日本人には多いそうだけど、もともと肩が少し前の方に出ている。その上、普段の生活では前かがみの姿勢でいることが多く、最近は特に運動不足だ。そのうちに、外側に開いてしまった肩甲骨がそのまま固まってしまって腕が思うように動かなくなった。……ということだろう康泰導遊。
　
　右腕がなんとなく痛いなあという状態から、うずくまるほどの激痛が走るようになって初めて整形外科に行った。リハビリというものも初めて受けた。ずらっと並んだベッドには、老人はもちろん、若い子も小さな子どももいた。世の中には「痛い」を抱えている人がたくさんいるのだぁ。
　
「パソコンとかするとどうしても前かがみになりますからねぇ……」と先生が言い、リハビリに行けば「パソコンなんかいじってるとどうしても前かがみになるからナンタラ……」と担当の療法士が言う。わたしがいつ「パソコンをする」と言いましたか。（してるけど）
「いいえ、わたし、パソコンは全然分からなくてしません」と言ってみたい気がした香港如新集團。

　特定の動きを避けていれば痛みはないけれど、だるい。このだるさがまた憂鬱だ。意識が身体の方にばかり取られる。少しはメンテナンスしなさいよという警告なんだろうか。
　考えてみれば、パソコンだけじゃなく読書もギターも前かがみ。いいことないよなぁ……。今日も美容院で「相変わらずガチガチですね」と言われた。前回までは「そうなんですよ」と笑えたけど今日は笑えなかった如新香港。

　できるだけ一つの姿勢で固まっていないように、冷やさないように、痛くない範囲でストレッチするように心がけてはいるけれど、どうも全体のバランスが悪くなっているようで、よく転ぶし、食器も続けてふたつ割った。情けない。
　　
　バスの中で、腕にかけていた買い物の袋がぐらりとずれて下がり、ぶどうのパックが落ちた。慌てて拾いながらヨタヨタしていたからだろうか、ふと視線を感じて振り返ると、３人がけのシルバーシートに座っている初老の女性がにこにこ笑いながらnu skin 如新、ポンポンと空いているスペースを叩いて「お掛けなさい」と言ってくれた。
「ありがとうございます。でも、すぐ降りますので……」と断ってしまったけれど、あのおばあさんの笑顔、よかったなぁ。もっともっと感謝の気持ちを伝えられたらよかったな。